ハリー先生の教育ブログ

教育関係者です!子どもたちのためを思う人に有益な情報を発信したいです!

【コラム】ブログのきっかけとか何とか

余談(読み飛ばすべし) 

こんにちは!《ハリー先生》

 

私の地域は9月2日から2学期がスタートします。

だからまだ夏休みです。

来年度は減るんだろうなあ。

ちなみに今年の6月くらいにクーラーは設置されました。

基本的に28度設定だよ!と言われたけど暑いよね。

コソコソ26度くらいにしてます。(ばれてる)

 

授業時数ってどうなるんだろ?

あ、余談だけど、みなさんは朝の学習はありますか?

私の学校では毎日15分あるのですが、その時間をモジュールとして授業時数にカウントしたらだめー!と言われました(色々ありました。)

 

朝の会も授業時数じゃないのに、学校として10分とってます。

これは・・・いるかな?

もっと色々見直しがいるなあと感じます。

 

おっと、本題に行きますね。

 

今回はなぜ、

なぜ学級経営のブログを書いているか

なぜ「リハーサルの技術」にフォーカスを当てたのかを書いていきます。

 

なぜ学級経営を選んだか

答えは簡単。私自身が学級経営に悩んだから

特に初任の時は困りましたね。

どうしたらいいのかわからない。

教えてもらってもそれを実行する余裕と技術がない。

朝は、今日が無事終わりますようにと祈り

夜は、明日が無事終わりますようにと祈る。

祈りすぎ(笑)

 

それでも続けられたのは周りの先生方に支えられたから。

ほんと感謝

 

ま~特にしんどかったのが学級経営

あとあとのことを考えて
大変なことになるから、
発言の背景に隠された意味を~

だから
子どもの発言は逃さない 
こういう対応・指導をするんだ(ドドン!)

 

そりゃ経験のある先生はわかるかもだけどさあ。

失敗したことないもん。わからんちん。

わからんちん。

 

 

だから初任者の自分に向けてこのブログを書いているような感じです。

 

なぜ「リハーサルの技術」にフォーカスを当てたか

「明日はこうするよ。」

「子どもの意見を聞いて。ほめて。」

と言われても、

どんな言葉でほめたらいいのか。

どんな言葉で説明したり指導したらいいのかすらわからない。

 

だからリハーサルの技術では、

経験のある先生方にとってはごくごく当たり前の指導内容

私が使う言葉をそのまま

「リハーサル」という誰でも使える技術を用いて

まとめてます。

 

「経験」というリーチをうめるため、あるいは余裕のない先生でも読みやすいようにキャラクターも登場させました。

「いちせんせい」は1年目の先生ということ。

悩んで祈り続けたあの頃の私です(笑)

よーし!帰ったら祈りの千本ノックだー(うそ)

 

 

上手くいかないのは、力がないからではありません。
経験がないから
経験をうめる知識がないからです。

そして現実的には、知識を得る余裕もないのも事実です。
これは甘えではなくて、現実です。

 

だから楽しいブログになったらいいなあとも思うのです。

「いちせんせい」と一緒に成長できるような。

とりあえず明日をのりこえよーう!

 

 

さいごに

大阪の初任者の離職率3人に1人と聞いたことがある(うそならごめんなさい)。
それほどに1年目のハードルが高いです。

(担任をもちながら初任者研修って、それもしんどかったよ~)

 

 

それでも声を大にしていいたい。

先生という仕事は本当に幸せな仕事です。
笑って前進して立ち止まって泣いて感動して

こんなに日々がドラマチックな職業が楽しくないはずがない!

だから初任者には、1年目を乗り越えて欲しい。
一人でもその助けになったらいいなという思いでこれからも書いていきます。

 

 2019.8.25 ハリー先生

【忘れ物対応①】落ち着いたクラスづくり 誰でも使えるリハーサルの技術

忘れ物する子が多くてたいへん・・・《いちせんせい》

忘れ物予防と指導を一貫してしよう。

保護者に協力を求めることもあるね。《ハリー先生》

 

 

目的:忘れ物対応の時間を減らそう。

 

理由:忘れ物の対応には時間とエネルギーをけっこう使うから。

 

   子どもが忘れ物するのには、大きな3つの原因がある。

   ①学校に提出物や宿題を置き忘れる

   ②忘れ物に関して無責任

   ③家で学校の準備をしていない

  

   したがって教師ができるのは

   ①確実に配布物や宿題を持って帰らせる。

   ②忘れ物に対しての指導(システム化)

   ③家庭連絡

 

   今回は、①確実に配布物や宿題を持って帰らせる。について書いていきます。

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インストラクション

「忘れ物をする原因は、机の中に《持って帰らないもの》と《持って帰るもの》が混ざっていることにあります。」

「だから帰るときに、机の中の配布プリントや教科書はからっぽにしましょう。」

「学校に教科書などを置きたい場合は、指定の場所に置いて下さい。」

《例えばロッカーやボックス。一目見て、何が置いてあるかわかります。》

「では練習します。」

 

リハーサル

1.帰る前に、机の中を確認しましょう。と言います。

2.そのときに机の中を見て、持って帰るものがあればランドセルに入れる。

  教室に置いておくものは指定の場所に移動させて下さい。

3.スムーズに行いたいので、静かに30秒以内でしましょう。

  「机の中を確認しましょう!」

 

 

上手くいかない場合

机の中に宿題を入れたまんまだったA

A「宿題を学校に忘れました。」

先「机の中は?」

A「からっぽにする。」

先「そうだね^^

  机の中を確認しましょう!の言葉を聞き逃さないように^^」

 

ルーティンにするために

・帰る準備をしているとき

 「机の中は?」

 

・机の中を確認していたら

 「どうだった?」

 「いいね!」

 「覚えていたんだね!」

 (笑顔でグー!)

 《リアクションをとる》 

 

ポイント

忘れがちな子には、周りの子に声をかけてもらうようにしよう!

そうしたら2人を褒めることができるね。

笑顔でスッキリかえれるね!

 

 2019.8.15  ハリー先生

学級担任に絶対必要な「フォロー」の技術/中村健一【書評】

学級担任に絶対必要な「フォロー」の技術

私は安心感のある教室にしたいなあと常々考えています。

しかし実際は、友達関係でギスギスしたり相手の嫌なところばかりに注意する子どもも少なくありません。

そのとき、教師は何ができるのかな?と悩んだ先に見つけた一冊です。

 

 

1.こんな人にオススメ!

 

☆子どもへの指示や対応の仕方に困っている人

☆学級の雰囲気をよくしたい人

☆自分の指導力を向上させたい人(子どもの見る目をUP!)。

☆ほめることが苦手な人

 

特に、子どもたちの接し方を学びたい若手教師には是非読んで欲しい一冊です!!

 

私自身、この本を読むことで子どもの問題行動(困り感)を減らせるようになりました!

 

自分の指導にもちょっぴり、自信がついたかもしれません^^

 


2.著者情報・本の概要

 

中村健一さんはどんな人?

 

・2012年では山口県の平田小学校で勤務されている教師。

・授業づくりのネットワークやお笑い教師同盟などに所属

・他にも『子どもも先生も思いっきり笑える73のネタ大放出!』など10冊以上ほんを書かれている。

 

『学級担任に絶対必要な「フォロー」の技術』の概要

 

フォローとは、【子どものがんばりに対する教師の対応や評価】のこと。

フォローが上手くなると、発問や指示だけでは動けない子どもに対して、安心感を与えることができます。

 

では、どのようなフォローの仕方があるのか。実践を踏まえたフォローの技術がこの本にはあります。


3.学びになったところ

飽きのサインを見抜く4つの指標

①気が散る→「目」が散る

②姿勢が崩れる→「背中」が曲がる

③落ち着きを失う→「手」が動く

④動き出す→「足」が動く

 

子どもはどこでつまずき、困っているのかそれをみつける「目」が教師には必要です。

「飽き」に気づくことができたら、どのような方法でもいいから緩和させることができます。

 

また、「ほめる」ことが苦手や難しいケースの場合。

・笑う

・驚く

・救う

などのフォローは、オススメです。

 

例えば、音読で言葉が分からず読めない子どもに対しては

「よくがんばってるね。でも、新しい漢字が多くて難しいよね。隣のAくんは漢字が得意だから、漢字のところだけ読んで。」

と言うと、

漢字とひらがなを分けて読むので、おもしろい。

息が合わなかったら、「バラバラやん!」とかるくつっこむ。

 

このように、ほめどころが難しい場合は「救う」手もあります。



5.まとめ

このような手段を実践集としてまとめられています。

 

経験の少ない若手教師にとっては、なかなか教えてもらえない(手の届きにくい)ところなので、ありがたいです。

 

私も安心感のある学級にするため、明日から取り入れていきたいです!!

【教師目線】家庭訪問を上手に行い、いい1年間をスタートしよう!

新しい学年としてスタートするこの四月。家庭訪問のある学校も多いのではないでしょうか。

 

そこで、元小学校教員が家庭訪問の上手な乗り切り方をぶっちゃけてお伝えします!

 

①家庭訪問ってなんでするの?

  まず、なぜ家庭訪問を行うのか。学校側の目的を確かめておきましょう。

・子どもの状況を共有するため(健康面、学習面、生活面、人間関係など)。

・家を確認するため(何かあった時にすぐ行けるよう)。

・保護者の顔を覚えるため。

   などなど色々あります。

   先生によっては、もっとたくさんの意味を持って行なっているかもしれません。

 

②何を話したらいいの?

   これも先生によってまちまち。ですが、大抵は

「担任として、お子さんのことで聞いておくことはありませんか?」とか

「新しい学年になりましたが、お家でのお子さんの様子はいかがですか?」とか、お話をふることも多いかと思われます。

  

よくあるのは、

・忘れ物が多いです〜

・算数が苦手で〜

・〜君とは仲がいいけど、以前〜さんとは喧嘩が〜

 

低学年だと

・給食や行事の心配をされる保護者の声も。

 

意外と先生は話の内容を覚えたり記録したりするので、気になることや要望は伝えるだけ伝えるといいと思います(あまり無茶なことや関係のない話をされると、、ですが)。

 

先生も人間。子どものために頑張るぞー!と思っている四月に、保護者から「よろしくお願いします!」と言われたら「はい!」と思うもの。

子どものために、一緒に育てていこうという協力関係ができたらバッチリです。

 

もし不安ごとや要望もなければ、「特にありません。1年間どうぞよろしくお願いします。」で大丈夫です(本当にそうなら、それが理想ですからね)。

 

③細かいけど、どうしたらいいの?

  話すことはわかってけど、お茶はどうするの?とか、どれくらい話したらいいの?とか、玄関でもいいの?とか、細かなマナーや気になることがありますよね。

 

  ぶっちゃけ気にしません!!

 

お茶やお菓子は出してもいいし出さなくても全然大丈夫。

場所もどこでもいいし、家の中なんてそんなジロジロ見ないし(見れないし)、細かなことはいいんです。

細かいところをチェックするために家庭訪問するのではないので!

 

④先生が嬉しいこと

それでも嬉しいこともあります。

例えば、

ペットボトルで飲み物をくれたり(いつでも飲めるように)

持って帰れるお菓子を用意してくれたり

 

何より笑顔で話をしてくれること!

これが一番嬉しい!

 

だって先生も不安で緊張して、お忙しいところ時間をいただいて、伺っているので。。

 

【まとめ】

家庭訪問を上手に乗り切り、先生といい関係で1年を過ごすためには、

・子どものことで気になることは何でも伝える。

・細かいことは気にせず、来てもらうだけでもいい。

☆笑顔でお話する。

 

ことが大切です。

何より子どもが1年間、安心で楽しい学校生活を送れるようにするため、頑張ってくださいね!